チャールズ新国王の即位を正式に宣言 英国 ≪中継≫
エリザベス女王の死去を受け、イギリスでは10日、王位継承評議会が開かれ、チャールズ新国王の即位が正式に宣言されました。現地から宮前記者が中継で伝えます。
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宮殿から新国王の即位の宣言が聞こえてくると、集まった市民らは一斉に携帯電話で動画を撮り、その瞬間を記録するなどしていました。
王位継承評議会で、チャールズ新国王は、エリザベス女王を手本にして、生涯、国に尽くすことを誓いました。
その後、国歌が演奏されると、これまで「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」と歌われていた歌詞が、「ゴッド・セーブ・ザ・キング」と歌われました。
評議会の様子はテレビでも中継されましたが、イギリスメディアによりますと、一連の様子が中継されるのは史上初で、チャールズ新国王が決定したということです。
ロンドン市民「新国王が何を始めるのかは分からないが、世界中が期待して待っているだろう」
ただ、「新国王の即位はうれしいが、女王の死去はこの国にとって大きな出来事だ」と複雑な心境を明かす人もいました。
一方、スコットランドのバルモラル城に安置されているエリザベス女王の棺(ひつぎ)は、11日にエディンバラの宮殿に移されたのち、来週、ロンドンに戻る予定です。
国葬は祝日になることが決まり、複数のメディアは、今月19日に執り行われる見通しだと報じています。