北朝鮮「最高人民会議」国家予算を承認「敵対勢力の脅威に対処」国防費に15.9%割り当て
北朝鮮で国会にあたる最高人民会議が開かれ、今年の国家予算などを承認しました。「敵対勢力の脅威に対処するため」として国防費に総額の15.9パーセントを割り当てています。
朝鮮中央テレビは17日と18日の2日間、平壌で最高人民会議が開かれ、今年の国家予算などを承認したと報じました。金正恩総書記の出席は伝えられていません。
予算の総額は明らかになっていませんが、去年と同じく総額の15.9パーセントを国防費にあてる見込みで、アメリカなどを念頭に「敵対勢力のいかなる脅威と挑戦にも対処する」と強調しています。
また、新型コロナウイルスなどへの対策には去年と同じ水準で最優先に予算を割り当てる方針を示しました。
さらに会議では、非規範的な言語を排除するとして“平壌文化語保護法”を採択、北朝鮮では韓国式の言葉遣いが流行しているとされ、取り締まりをさらに強化するものとみられます。