ウクライナ軍ミサイル 隣国ベラルーシ領内に落下
ウクライナ軍のミサイルが29日、隣国ベラルーシ軍の防空システムによって撃墜され、ベラルーシ領内に落下しました。
ベラルーシ国防省によりますと、ウクライナ軍の地対空ミサイルが29日、ベラルーシ軍の防空システムによって撃ち落とされ、ベラルーシ領内に落下したということです。けが人や建物などへの被害は確認されていないということです。
ベラルーシ政府高官「住民は心配する必要はない。こうしたことは時々起こるものだ」
一方、ロシア軍は、ウクライナ東部の要衝バフムトへの激しい攻撃を続けています。
ウクライナ国家警察は29日、「ロシアが総力を挙げて攻め込んできている」として、攻撃を受けたとされるバフムトの映像を公開しました。アメリカのシンクタンク戦争研究所も28日、「バフムトに対するロシアの攻勢は頂点に達しようとしている」と分析しています。
また、東部ハルキウや首都キーウでもロシア軍による攻撃が相次ぎ、ウクライナ大統領府顧問は全土で120発以上のミサイルが撃ち込まれ、空襲警報が鳴り続けたとしています。
さらに、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、「ロシア軍はエネルギー施設に69発のミサイルを発射したが、54発は破壊した」としていて、東部や南部を中心にウクライナ全土で激しい攻防が続いています。