辻岡アナ#ギドゥンドゥン「現象級事件」中国SNSで話題沸騰 閲覧5.2億回
北京五輪を取材している日本テレビの辻岡義堂アナウンサー(35)が中国で人気急上昇。マスコット「ビンドゥンドゥン」が好きすぎる日本人リポーターとして、中国のメディアやSNSで大きな話題を呼んでいます。辻岡アナ本人に感想を聞くと意外な返事が…。
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辻岡アナは、情報番組「スッキリ」の中継で五輪マスコット「ビンドゥンドゥン」のグッズをたくさん買い込んだことを紹介したり、番組のMC宛てに「ビンドゥンドゥン」のぬいぐるみを国際郵便で送ったりするなど、放送を通じてマスコットへの「愛」をアピール。
その様子が中国SNSで拡散され、辻岡義堂の「義」と「ビンドゥンドゥン」の「ドゥンドゥン」を合わせて、「ギドゥンドゥン」という愛称まで誕生し、「#ギドゥンドゥン泡沫(バブル)」というハッシュタグが出来るなど中国SNSで話題沸騰中です。
■ビンドゥンドゥンが好きすぎる日本人リポーター タグの閲覧回数が5.2億回
中国最大のSNSウェイボーでは、「ギドゥンドゥン」こと辻岡アナに関する中国のファンたちのタグがいくつもできていて、その一つ「#日本人記者がビンドゥンドゥンバッジを買いすぎる」は、2日から4日までの3日間で閲覧回数が5.2億回となっています。
14億の人口を持つ中国において、SNSでの「閲覧回数5.2億回」とはどれほどのインパクトなのでしょうか?
ウェイボーで日本の情報を伝える人気No.1アカウント「林萍在日本」(フォロワー565.2万人)を運営し、「日本を伝える中国SNSの女神」とも言われる孫竹■(女へんに亭)さんに聞くと、「この5.2億回とは『現象級事件』と言ってよいでしょう。私はウェイボーで10年やっていますが、こんなに話題が沸騰して3~4日にもわたって話題トレンド入りする前例はありません。例えるなら、ここ数日、羽生結弦選手の話題がずっとツイッターでトレンド入りしていることと同じ状況です。SNSの世界では『現象級事件』と呼んでいます」。
また、ウェイボーの2021年末の発表によると、月間平均アクティブアカウント数は5.73億で、1日の平均稼働アカウント数は2.48億となっています。閲覧回数5.2億回とは、毎月のアクティブアカウントのほとんどが、今回の関連投稿を読んだことになります。
■中国SNSの投稿内容人気の理由は?
投稿の中身を見ると、「ギドゥンドゥンは、ビンドゥンドゥンに負けないほどかわいい!萌え~」「こんなかわいい日本人キャスターは初めて見た」「面白い。超~笑える」「ネット通販の人に似ている。次の推し商品は何だろう」「ギドゥンドゥンの好きな中華料理を知りたい」「北京のジャージャー麵をご馳走したい」などとなっています。
ウェイボーで日本の情報を伝えるアカウントを運営する「林萍在日本」の孫さんは、「日本人のイメージは『まじめで物静か』なので、それを覆すようなギドゥンドゥンのハイテンションさと、親しみやすく実直でかわいいところが中国のネットユーザーに受ける理由だ」と分析。また、「ギドゥンドゥンが『中国の文化が好き、北京五輪を楽しみにしている』と自分の言葉を使って自然体でリポートしていることが私たちの心をつかんだ」といいます。
羽生結弦選手の大ファンだという孫さん。ここ数日、ギドゥンドゥンの中国SNSでの人気は羽生選手を超える勢いなので、「嬉しいけど、羽生ファンとしてはちょっと悔しい気持ちもある」と語りました。
■ギドゥンドゥン本人の反応は?
この「現象級事件」を受けて、辻岡アナからこんなメッセージが…。
「自分自身が世界で一番驚いております。これからもビンドゥンドゥンへの愛と共に北京五輪をしっかりと取材して参ります!」
「私に『かわいい』という言葉はもったいないです(汗)。美味しいものなど、北京の魅力をもっともっと勉強していきたいです」
現地取材中の5日には、女子アイスホッケーを取材している際、日本代表の床秦留可選手に「ギドゥンドゥン!」と声をかけられたという辻岡アナ。「ギドゥンドゥン」という呼び名がすっかり定着しているようです。
「ギドゥンドゥン」は、いつものハイテンションで、「スマイルジャパン、応援しております!」としたうえで、月曜~金曜の「スッキリ」で現地リポートを全力で頑張ると話しています。