鍵山優真が“完璧な五輪デビュー”「全てをここにぶつけるつもりで練習してきた」自己ベスト大幅更新で団体初のメダルへ前進
◆北京五輪・2月6日、フィギュアスケート団体決勝男子フリー
6日、フィギュアスケート団体の決勝が行われ、男子フリーに鍵山優真選手が出場しました。
鍵山選手は4本の4回転ジャンプ、2本のトリプルアクセルを跳ぶなどジャンプをすべて成功。これまでの自己ベストを10点以上も上回る208.94点で1位に。2位には27.29点の大差をつけました。
挑戦中だと話す自身3種類目の4回転ジャンプである4回転ループ、また後半での4回転を含むコンビネーションジャンプを決めるなど、五輪の大舞台で勝負強さを発揮しました。
現在、団体で日本は全体3位。4位カナダに9点のスコア差をつけています。鍵山選手の活躍により、フィギュアスケート団体史上初となるメダル獲得に大きく前進しました。
以下、鍵山選手の試合後のインタビューです。
――得点を見てどのような思いですか?
初めての200点台だったので、とてもうれしかった気持ちと、そのうれしい気持ちをチームのみんなで一緒に味わうことができて、オリンピックの団体戦なんだなということを感じられたのでよかったです。
――みんな本当に喜んでくれましたね?
そうですね。演技に関しては、4回転ループで少し細かいミスがあったんですけど、でも自分の中では頑張った方なのでそこは今日のいい感触としてしっかりと体になじませて次の個人戦に向けて頑張っていきたいなと思います。
――4回転ループ、練習ではあまりうまくいってなかったように見えました。
やっぱりオリンピックという舞台で何かしら成長した自分を見せたいというのと、今まで頑張ってきたので、全てをここにぶつけるつもりで練習してきたので、80パーセントくらいかな、出し切れたと思います。
――試合後のいま、どんな目標がありますか?
今日、新しい構成でいい感触をつかめたので、この調子であさってのショートもフリーも楽しい気持ちを忘れずに頑張りたいと思います。