トランプ前米大統領「我が国にとって恐ろしい事態」 一族経営企業の民事訴訟に出廷、大統領選挙への妨害と主張
アメリカのトランプ前大統領の一族が経営する企業による不正をめぐる民事訴訟の口頭弁論が2日に行われ、トランプ氏が出廷しました。
トランプ氏ら一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」をめぐっては、ニューヨーク州の司法長官がトランプ氏と子ども3人を提訴し、不当に得た利益2億5000万ドル、日本円でおよそ370億円を返還することなどを求めています。
トランプ氏は2日に行われた口頭弁論に出廷し、厳しい表情で着席しました。現地メディアによると、司法長官側の弁護士が不正を主張した一方、トランプ氏側の弁護士は不正を否定したということです。
トランプ氏は閉廷後、報道陣に対し、来年の大統領選挙への妨害だと主張しました。
トランプ前大統領「我が国にとって恐ろしい事態だ。こんなことは初めてだ。選挙妨害だ」
裁判所は先週、トランプ氏らが、会社が保有する資産の価値を不正に水増ししていたと認定していて、裁判は12月まで続く見通しです。