【エルサレムから中継】中東緊迫化 イスラエル政府…今後“報復”は?
イランによる大規模攻撃を受けたイスラエル。ミサイルなどが飛来したエルサレムから中継です。
エルサレムの中心地近くのホテルの屋上にいます。
街には、人や車も多く通っていて、店も通常通り開いているなど、14日未明に無数の無人機やミサイルが飛来したとは思えないほど、日常通りとなっています。
──街の人の様子はどうでしたか?
15日は皆、リラックスした様子でした。
ただ、エルサレムに住むイスラエル人に、攻撃があった時のことを聞くと、表情が変わって、一様に「怖かった」と話していたのが印象的でした。
やはり迎撃も含めて、たくさんのミサイルが飛び交ったこと。そして、イランによる前例のない攻撃だったことから、とても恐ろしかったと話していました。
一方で、「軍が守ってくれるので安心している」という声も聞かれました。
──イスラエル政府は、どう対処するのでしょうか?
15日も日本時間午後8時ころから、戦時内閣を再招集して話し合いが行われました。イスラエル政権の中でも意見は分かれていて、適切なタイミングで報復を行うべきだという慎重な声と、大規模攻撃を受けている間にも報復するべきだったという強硬な意見もあります。
そして今入った情報ですが、イスラエルメディアによりますと、話し合いが先ほど終わったということです。
まだ正式な発表はありませんが、何かしらの決定があったのか注目されます。
報復について市民に聞くと、「すぐにやるべき」との声もある一方、「今回の攻撃を防いだことがすでに勝利なので、報復は望んでいない」という声も聞かれ、イスラエル政府がどう対処するのか、注目が集まります。