ロシアによる軍事侵攻が3年目に入る中、ウクライナのヘラシムチュク大統領顧問が26日、アメリカの首都ワシントンでNNNのインタビューに応じた。

ウクライナ政府で、子供の人権に関する大統領顧問を務めるヘラシムチュク氏。ウクライナの子供たちが置かれている現状について次のように語った。

「ロシアがウクライナの子供を計画的に連れ去っている。ウクライナの子供に対し、殺人や性暴力が行われていることも私たちは把握している。性暴力の最も若い被害者は4歳に満たない子供だったことも分かっている。これらの事実は全て、無実のウクライナの人々に対する犯罪の証拠だ」

さらに、ヘラシムチュク氏は国際社会、特にアメリカからの支援の重要性を強調した。

「ウクライナの子供たちを取り巻く課題は1日で解決するような状況ではない。今、ウクライナの子供たちの安全を確保するには、より多くの支援を必要としている。我々が勝利すれば、子供たちが本当に幸せな子供時代を過ごせる平和が訪れる。我々が勝利を収め、子供たちに平和を与えるためには、より多くの支援が必要なのだ。また、破壊された国を再建し、ロシアによる犯罪の被害者である子供たちを社会に復帰させるための支援も必要としている」

ヘラシムチュク氏は、最後に国際社会に対し、ウクライナへの関心を持ち続けてほしいと訴えた。

「ウクライナで起きていることを 他の国の問題と捉えるのでなく、 自分たちと同じ年齢の子供たちがどのような状況にあるか、気にかけてほしい」