「過去1000年間の人類の前進は…」ノーベル生理学・医学賞のカリコ氏とワイスマン氏が喜び語る
ことしのノーベル生理学・医学賞に、新型コロナウイルスワクチンの基礎となる技術を発見した研究者ら2人が選ばれ、喜びを語りました。
受賞が決まったのは、バイオ医薬品企業「ビオンテック」のカタリン・カリコ顧問と、ペンシルベニア大学のドリュー・ワイスマン教授です。受賞理由については、メッセンジャーRNAの研究が前例のない速度での新型コロナウイルスのワクチン開発に貢献したとしています。
ビオンテック カタリン・カリコ氏
「私たちは賞のために働いているわけではありません。大切なのは人々を助ける製品をつくることです」
ペンシルベニア大学教授 ドリュー・ワイスマン氏
「社会が前進するためには科学が必要です。過去1000年間の人類の前進は、すべて科学に基づいている 」
会見に先立ち、カリコ氏はNNNの単独取材に応じ、子どもたちへのメッセージを語りました。
ビオンテック カタリン・カリコ氏
「もっと科学の重要性を世の中に浸透させ、子どもたちに勉強して科学者になってもらいたい。もっと多くの科学者が必要です。科学者になることは楽しいと(伝えたいです)」