イスラム組織ハマス“5日間停戦なら人質70人解放も”
戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区をめぐりイスラム組織ハマスは13日、5日間の停戦などと引き換えに人質を最大70人解放する用意があると明らかにしました。
イスラム組織ハマスは13日、人質の解放交渉を仲介しているカタールに対し、5日間の停戦などと引き換えにガザで拘束されている女性や子どもたち最大70人を解放する用意があると伝えました。
その上で、ハマスの報道官は、イスラエルが取引を先延ばしにしていると非難しています。
また、人質となっていたイスラエル軍兵士がイスラエル軍の砲撃により死亡したと主張し、映像を公開しました。
一方のイスラエル軍は13日、ガザ地区のクッズ病院の入り口でハマスの戦闘員がイスラエル軍をロケットランチャーで攻撃し、病院に隠れたとする映像を公開しました。「ハマスが病院などの民間施設を悪用しているひとつの例だ」としています。こうした状況にアメリカのバイデン大統領は、ガザ地区の病院にいる民間人への被害を抑えるべきとの考えを示しました。
バイデン大統領
「病院は守られなければならない」
バイデン大統領はまた「病院を侵害するような行動が減ることを望んでいる」と述べました。
パレスチナ保健当局は13日、ガザ地区最大のシファ病院で燃料不足による停電などが原因で新生児6人を含む15人が死亡したと発表していて、現地の医療は日を追うごとに深刻さが増しています。