日本で死去した娘の告別式営まれる 中国の人権派元弁護士、渡航禁じられ参列できず
中国の著名な人権派元弁護士・唐吉田氏の長女が留学先の日本で亡くなり、2日、都内で告別式が営まれました。中国当局は唐氏に対し海外への渡航を認めていないため、娘の告別式に参列できませんでした。
2日朝、都内で行われたのは、中国の人権派元弁護士・唐吉田さんの長女、唐正キ(王へんに其)さんの告別式です。正キさんは3年前に留学先の日本の自宅で倒れ意識不明の重体になった後、闘病を続けてきましたが、先月20日に亡くなりました。
正キさんの父、唐吉田さんは人権派の元弁護士として当局から抑圧された人々の支援にあたってきましたが、弁護士資格をはく奪され海外への渡航も禁じられました。
正キさんが倒れて以降、唐吉田さんは娘に会いたいと再三、出国を求めましたが、中国当局は「国家の安全を害する」などとして拒否してきました。
唐さんは、亡くなる前に正キさんに会うことも、告別式への参列もかないませんでした。