中国の新たな首相に就任した李強氏が13日、記者会見を開きました。会見では、ことしの経済成長目標を5％前後としたことについて「達成は容易ではない」との認識を示しました。

李強新首相「（中国経済は）ことしは少なからず新たな試練に立たされていて、経済成長目標5％前後の達成は容易ではなく、倍の努力が必要だ」

また、習近平政権が去年、いわゆるゼロコロナ政策を撤回したことについて「わずか2か月足らずでコロナ対策の転換を実現し、経済や社会の秩序を正常化したことは素晴らしいことだ」と誇示しました。

さらに、習政権による規制強化が進む民間企業への対応について問われると「引き続き、民間企業の発展を後押しする」との方針を強調し、不安の払拭に努めました。

首相の記者会見は、これまで自身の考えや方針を披露する場となってきましたが、李強氏の初会見は習主席の名前を何度も繰り返すなど、習氏との近さばかりが際立つものとなりました。