ハマスの襲撃当日に行われるはずだったガザ地区へ向けた「平和を願うたこあげ」
イスラエル西部の都市テルアビブで、9日、パレスチナ自治区ガザ地区に連れ去られている人質の解放を願って、たこあげのイベントが行われました。
テルアビブで行われたたこあげでは、たこに人質となっている人の名前が書かれたものや、平和への祈りが書かれていて、テルアビブの空を舞いました。
このたこあげは、イスラム組織ハマスによる襲撃があった先月7日に、イスラエル南部の集落で行われる予定だったもので、15年前からガザ地区との平和を願って、毎年開催されてきたということです。
しかし、ハマスの襲撃を受けて、先月7日にたこあげのイベントは開催できず、今回、南部の集落出身の人々や支援者らが集まり、イベントの再開にこぎつけました。
ハマスの襲撃を受けた南部の集落出身で、息子が連れ去られて人質となっている女性は、「一日も早く全ての人質が解放されて、平和が訪れてほしい」と平和への願いを語りました。