フン・セン首相の“独裁体制”続くカンボジア 総選挙で与党が「圧倒的な勝利」宣言…有力野党は排除される
フン・セン首相による事実上の独裁体制が続くカンボジアで23日、有力な野党が排除された中、総選挙が実施され、与党は圧倒的な勝利を宣言しました。
ロイター通信によりますと、カンボジアで23日に実施された総選挙は、開票作業が続いていますが、フン・セン首相率いる与党・人民党は圧倒的な勝利を宣言しました。
カンボジアはフン・セン首相が40年近く権力を握り、事実上の独裁体制が続いていて、今回の総選挙では、有力な野党が排除されていました。
フン・セン首相は投票率が84%に上ったとして、野党側のボイコットの呼びかけは失敗したと主張しました。
フン・セン首相は初当選を確実にした長男のフン・マネット氏を後継者に指名していて、総選挙の圧勝で世襲による首相交代を着実に進める構えです。