ロシア国営放送で“反戦”の元職員女性、SNS書き込みで罰金約9万円の有罪判決
ロシア国営放送の生放送中に反戦を訴え、その後も反戦活動を続ける女性に対し、ロシアの裁判所は8日、SNSへの書き込みによって「ロシア軍の信用を失墜させた」として、有罪判決を言い渡しました。日本円でおよそ9万円の罰金を科しました。
判決を受けたのは、ロシア国営放送元職員のマリーナ・オフシャンニコワさんです。オフシャンニコワさんは、6月12日に自らのフェイスブックに「自分の国が恥ずかしい。ロシアは独立国家を攻撃し領土を侵略している。戦争犯罪者は国際裁判のベンチに座る」などの書き込みをしました。
ロシアメディアによりますと、この書き込みについて裁判所は8日、「ロシア軍の信用を失墜させた」として、有罪判決を言い渡しました。罰金として4万ルーブル、日本円にしておよそ9万円を科しました。
オフシャンニコワさんは、7月28日にも「ウクライナでの戦争は21世紀の犯罪だ」などと話したことを理由に裁判所から罰金5万ルーブル、日本円にしておよそ11万円の罰金を科されています。