トランプ氏とされる「音声」 機密文書の所持認める発言か 複数メディアが報じる
アメリカのトランプ前大統領が機密文書を持ち出したとして起訴された事件をめぐり、トランプ氏が機密文書の所持を認める趣旨の発言をしたとされる音声を、複数のアメリカメディアが報じました。
音声は、トランプ氏が退任後の2021年に取材を受けた際のものとされています。トランプ氏とされる音声は、イランへの攻撃計画に関する機密文書を持っているとして、「これがその文書だ」などと述べ、紙をめくるような音も聞こえます。
トランプ氏とされる音声「すごいだろう、文書の山からこれが出てきたんだ」
さらに文書が機密扱いのままだと認識していたことを示唆するやりとりも含まれています。
トランプ氏とされる音声「大統領の時は機密解除できたが、今はもうできない。これは機密なんだ」
この場面は起訴状にも記載され、起訴にあたっての重要な根拠の1つとなっています。
一方、トランプ氏は、「机の上の紙のほとんどが新聞記事や雑誌のコピーだった。何も悪いことはしていない」などと主張しています。