【解説】EU追加制裁 ロシア産石油“部分的”に輸入禁止 影響は?
ウクライナでは、ロシア軍が東部の完全制圧に向けて攻勢を強めています。現在、激しい戦闘が起きているのは東部の「ルハンシク州」と「ドネツク州」です。このルハンシク州の中心都市「セベロドネツク」と、そこから40キロ離れたドネツク州の「リマン」では新たな動きが出ています。
30日には、ルハンシク州知事が「市内で戦闘が起きている」とし、ロシア軍の攻撃によって、2人が死亡・5人がケガをしたことを明らかにしました。また、フランスメディアは「セベロドネツク近郊で車両が攻撃を受け、乗っていたフランス人記者が死亡した」と報じています。一方、ロシア国防省は28日、“東部の鉄道の拠点”とされる「リマン」を掌握したと発表しています。
戦闘が続く中、EU(=ヨーロッパ連合)は30日、追加制裁として、ロシア産の石油の輸入を、部分的に禁止することで合意したと発表しました。禁止の対象は船で輸送する石油に限定し、パイプラインは対象から外すということです。
防衛省の研究機関「防衛研究所」の主任研究官で、ロシア安全保障などが専門の山添博史さんが詳しく解説します。
※詳しくは動画をご覧ください。(5月31日放送『news every.』より)