クリミア半島でロシア司令部にドローン落下
ウクライナのゼレンスキー大統領が奪還を宣言した南部クリミア半島で20日、ロシア黒海艦隊司令部の建物にドローンが落下しました。
ロシアが支配するクリミア半島セバストポリの当局者によりますと、20日、ロシア黒海艦隊司令部の真上にドローンが飛来し、ロシア側に撃墜され、屋根の上に落下して火を噴いたということです。誰がドローンを飛ばしたのかはわかっていませんが、深刻な被害はないということです。
クリミア半島をめぐっては、ウクライナのゼレンスキー大統領が9日に奪還を表明し、以降、ロシア軍の空軍基地や弾薬庫などで爆発が相次いでいます。
一方、今月5日に設立されたロシアの石油・天然ガス開発事業サハリン2の新たな運営会社が19日、本格稼働を開始したと発表しました。「石油とガスの安定的な生産が維持されている」としています。
サハリン2には日本から三井物産と三菱商事が出資していますが、ロシア側は新会社に出資を継続するかどうか、来月4日までに通知するよう求めています。