ロシア侵攻で国外避難 聴覚障害のウクライナ陸上選手2人が来日
ロシアによる侵攻の影響で、国外で避難生活を続ける、聴覚に障害のあるウクライナ人の陸上選手2人が日本で練習を行うため来日しました。
来日したのは、ハンマー投げなどの投てき種目で活躍するリマ選手とナタリア選手です。今年5月にブラジルで行われた聴覚に障害のある選手のオリンピック“デフリンピック”でそれぞれ金メダルを獲得しました。
しかし、ロシアによる侵攻の影響で大会後もウクライナには戻れず、ルーマニアに避難しているといいます。
ナタリア選手はウクライナ東部のマリウポリ出身で、「陸上は私にとって人生そのものです。早く戦争が終わり平和が戻ってほしい」と話していました。
2人は21日から愛媛県などで日本人選手と共に練習合宿を行い、8月中旬、ルーマニアに戻るということです。