「OPECプラス」原油の増産幅を拡大で合意
OPEC=石油輸出国機構にロシアなど非加盟の主要産油国を加えた「OPECプラス」は2日、原油の増産幅を拡大することで合意しました。
OPECプラスは2日、これまで1日あたり43万2000バレルとしていた原油の増産幅について、7月と8月は64万8000バレルに拡大すると発表しました。
経済制裁を受けるロシアの減産の影響で原油価格の高騰が続く中、アメリカなどはOPECプラスに追加増産を強く求めていて、今回の決定はこうした要求に応じた形です。
ただ、ロイター通信によりますと、ロシアの減産量はおよそ100万バレルで、追加増産による供給の回復は限定的とみられます。