モスクワ周辺、ウクライナによるドローン攻撃受ける~ロシア国防省が発表
ロシア国防省は4日、モスクワ周辺がウクライナによるドローン攻撃を受け、5機すべてを撃墜、または墜落させたと発表しました。死傷者は出ていませんが、近くの空港が一時、運航を停止しました。
発表によりますと、現地時間4日朝、モスクワを標的としたウクライナのドローン5機が飛来して攻撃を受けたということです。このうち「新モスクワ」地区に飛来した4機は防空部隊が迎撃し、隣接する「モスクワ州」の1機は妨害電波によって墜落させたとしています。死傷者や被害はありませんでした。
モスクワのソビャーニン市長はSNSに、ドローンの迎撃地域に近いブヌコボ空港は一時、「安全上の理由から一部の便を迂回させた」と投稿しました。
モスクワ周辺へのドローン飛来は最近増えていて、5月3日には2機がクレムリンに到達。5月30日には8機のドローンが飛来してプーチン大統領の公邸付近で迎撃されたほか、制御不能となったドローンが市内のマンションに激突するなどしています。