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米連邦最高裁判所、NY州の銃規制法「違憲」と判断 バイデン大統領「落胆している」

2022年6月24日 6:45

アメリカの連邦最高裁判所は23日、銃を持ち歩く際の規定を厳格に定めたニューヨーク州の銃規制法について、違憲との判断を下しました。銃の乱射事件が相次ぐ中、規制強化に逆行する判断が下された形です。

ニューヨーク州の法律では、銃を公共の場で持ち歩く際、安全上の懸念など「正当な理由」に基づく許可証の取得が義務付けられています。この規定について、最高裁は23日、憲法修正第2条が保障する銃を所持する権利を侵害するとして違憲との判断を下しました。

相次ぐ銃の乱射事件を受け銃規制の強化を求める声が高まる中、逆行する判断が下された形で、規制強化を求めているバイデン大統領は、「落胆している」とコメントしました。

また、ニューヨーク州のホークル知事は、「最高裁に市民を守る権利と責任を剥奪された」と強く批判しました。

今後、ニューヨーク州と同様の規制法を持つ州にも影響が広がるものとみられていて、銃の規制派による反発が予想されます。