舞台版「となりのトトロ」最多6部門受賞 ローレンス・オリビエ賞で快挙
イギリス演劇界で最も権威のある「ローレンス・オリビエ賞」の授賞式が2日、ロンドンで行われ、スタジオジブリの映画を舞台化した「となりのトトロ」が、最優秀作品賞など最多の6部門を受賞しました。
「ローレンス・オリビエ賞」で、「となりのトトロ」は最多の9部門でノミネートされていましたが、2日、最優秀作品賞のほか、演出賞、衣装デザイン賞など最多の6部門を受賞する快挙を達成しました。
授賞式のあと、関係者が受賞の喜びを語りました。
プロデューサー グリゼルダ・ヨークさん「言葉では言い表せないほどうれしいです。夢がかなった以上の喜びです」
衣装デザイン賞を受賞・中野希美江さん「大人の方が3、4歳の子ども、7歳の子どもを演じるってことで、そこがすごく自然に受け入れられたってことがとてもうれしく感じます」
「となりのトトロ」は、映画の音楽を手掛けた久石譲さんがエグゼクティブプロデューサーを務め、イギリスの名門劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」と日本テレビが共同制作して、去年10月から今年1月までロンドンで上演されました。
劇場の初日のチケット販売記録を更新するなど人気を博していて、今年11月から来年3月まで、ロンドンでの再演が決まっています。