ロシア軍兵士“母親の会”がモスクワで会合 兵士の待遇改善など訴え
ウクライナでの軍事作戦で、家族をロシア軍に送り出している母親らの会が26日、モスクワで会合を開き、ロシア軍への要望を訴えました。
モスクワで26日、兵士の母親や家族らが集まる会合が開かれました。この「兵士の母親委員会」は、主に兵士の待遇改善のための活動を行っています。
ロシアのウクライナへの軍事作戦自体には反対していませんが、意見交換の場では、出席した軍関係者を前に補償を受けるための手続きへの不満や、「部分的な動員」の対象者に任務の期限を決めてほしいなどの要望を訴えました。
弟が戦死した女性「弟は39歳で子供5人が残された。彼は前線に行き死んだ」
参加者の中には、無人機攻撃でケガをした息子と一緒に参加した母親もいました。
ケガした息子と参加した母親「義務兵役だった息子には補償金が支払われなかった」
また、会合では「誰のための戦いなのか」といった疑問の声も聞かれました。