山陰海岸が「世界ジオパーク」に再認定 一時は条件付きの再認定となるも今回の審査で2028年まで継続決定 鳥取県
日本ジオパーク委員会は、貴重な地形や地質を備えた自然公園として山陰海岸が「世界ジオパーク」に再認定されたと発表しました。
9月8日からベトナムで開催された審議の結果、山陰海岸の世界ジオパーク再認定が決定しました。鳥取から京都にかけて東西120キロに及ぶ山陰海岸は、2010年に世界ジオパークにはじめて認定。しかし、2022年ユネスコによる4年に1度の現地調査で「ジオパーク内にある博物館で、地質資源が販売されている」ことなどを理由に2年間の条件付きで再認定となっていました。
今年7月にはユネスコの審査員が鳥取、兵庫、京都の3府県を視察に訪れ、前回指摘した7つの項目のほとんどで改善が進んでいたと発表していました。
世界ジオパークの再認定を受けて鳥取県の平井知事は「関係者のご尽力に深く感謝申し上げる。これをバネに鳥取砂丘・浦富海岸をはじめ山陰海岸の雄大な自然を守り育てるジオパーク運動を展開していく決意だ」と述べました。
今回の再認定は2028年まで継続します。