ラーメン以外にも…広がる“ニンニクマシマシ”うな重にそば 肉とニンニクずくめの鍋も登場
“ニンニクマシマシ”といえばラーメンを思い出す方もいると思いますが、今さまざまな料理に広がりを見せています。多くの人をとりこにする背景にはなにがあるのか、取材しました。
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職人技が光る絶妙な焼き加減。長年つぎ足してきたというタレにくぐらせた、自慢のウナギ。“夏の風物詩”、ウナギを冬でもおいしく食べてほしいと登場したのが…
鮒忠 浅草花川戸店 瀬谷重勝店長
「うな重にニンニクをトッピングしていただく。“マシマシ”ということで2~5倍までお好きな量を」
ウナギと「刻みニンニク」をセットにした“ニンニクマシマシ”アレンジが楽しめるうな重です。ニンニクの量は“5倍マシ”まで選択可能だといいます。(プラチナにんにく うな重 5500円~ 11月15日販売開始 ※ニンニク増量は別料金)
ウナギとニンニク、スタミナ食材のありそうでなかった組み合わせ。その味は…
記者
「ウナギの香ばしさと刻みニンニクの食感と香りがよく合います」
メニューが生まれたきっかけは…
鮒忠 浅草花川戸店 瀬谷重勝店長
「常連さまからのヒントを得て開発に至りました」
ニンニク好きの常連客からの一言がヒントになったといいます。うな重の伝統を守りつつ、新しい味に挑戦したということです。
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人気ラーメン店から始まり、いまやさまざまなメニューに“ニンニクマシマシ”の波が押し寄せる飲食業界。
関東で立ち食いそば店を展開する「富士そば」で味わえるのは、冬の限定メニューその名も「バクテーそば」です。ダシで豚肉をゆで、麺に合わせたら大量のフライドガーリックをトッピング。
「お待ちどおさまです、バクテーです!」(新肉骨茶そば 630円 ※限定8万食予定)
豪快にススルと、ニンニクとこしょうが溶け込むスープが相まって、辛さはエスカレート。
記者
「ピリっと感じるこしょうとパンチのきいたニンニクが、より辛さを増してますね」
メニューの元となったのは、シンガポールなどで食べられているソウルフード、骨付きの豚肉をたっぷりのニンニクとともに煮込んだスープ、「バクテー」です。
名代 富士そば 開発担当 工藤寛顕さん
「ニンニクをもっと振り切ってしまおうということで“マシマシ”に強くしています。マスク(生活)が今、まだまだ長いので(臭いを)気にせずにドンドン食べていただきたい」
最初の販売から3年。在日シンガポール大使も来店し、その味を堪能。母国の味が日本で広まることを喜んでいたということです。
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来る忘年会シーズンに合わせたニンニクマシマシメニューも登場しました。それは、たっぷりの野菜に豚バラ肉や鶏のから揚げ、牛ホルモンと肉をこれでもかと詰め込み、フライドガーリックと生のニンニクを大量に入れた鍋です。
ニンニクしょう油ベースのスープに火を入れれば、肉とニンニクずくめの鍋が完成です。(ジャンク肉鍋 焦がしにんにく醤油 1人前1300円 *注文は2人前~ 11月17日から提供開始)
記者
「ニンニクの香りがブワっときますね」
さらに食べる直前にニンニク入りの「香味油」をかけていただきます。
ジャンク酒場 胃袋がたりない マネジャー 田中敏さん
「寒い時期になってきているので、鍋がおいしい季節になっていますので。ニンニクをたくさん食べていただいて元気になれるように」
4人前でおよそ7粒分のニンニクが使われているというこの鍋。ニンニク効果で、食欲も“マシマシ”になるかもしれませんが、食べ過ぎには要注意です。