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「献立地獄」「戻しましょっき」――青森県、“名もなき家事”のネーミングを募集 家事の時間、妻は夫の10倍…「分担考えて」

2022年6月23日 10:32
「献立地獄」「戻しましょっき」――青森県、“名もなき家事”のネーミングを募集 家事の時間、妻は夫の10倍…「分担考えて」

はっきりした名前が付いていない家事について、青森県がネーミングを募集しました。「献立地獄」が特別賞に選ばれ、「ポケットからっぽ」「戻しましょっき」などが入賞しました。夫婦間で家事の時間に大きな開きがあるため、分担を考えてもらう狙いです。

■青森県が募集…特別賞に「献立地獄」

有働由美子キャスター
「食事のメニューについて、栄養バランスや家計のことを気にしながら毎日考えるのは大変ですよね。これを『献立地獄』と名付けた青森県民が、特別賞を受賞しました」

「はっきりとした名前は付いてないけど、気づいてほしい家事。つまり『名前のない家事』について青森県が募集しました」

岩本乃蒼アナウンサー
「今回、21の作品が賞に選ばれています。例えば、洗濯の前にポケットにティッシュなどが入っていないか確認する家事がありますが…」

有働キャスター
「一昨日やらかしました。洗濯機に掃除機を入れて、時間の浪費でした」

■身近な「ぱなしクリアー」とは?

岩本アナウンサー
「大変ですよね。これには『ポケットからっぽ』というネーミングがなされました」

有働キャスター
「いい名前ですね」

岩本アナウンサー
「続いて、水切りかごで乾いた食器を食器棚に戻す家事。これは『戻しましょっき』です」

有働キャスター
「うまいですね」

岩本アナウンサー
「ほかにも、脱ぎっぱなしの服を洗濯かごに入れたり、出しっぱなしの物を元の場所に戻したりする家事は、『ぱなしクリアー』と名付けられました。小栗さんのお宅でも『ぱなしクリアー』が起きていると…」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「そうなんです。うちの旦那さんも、起きたら枕は頭の形のまま、毛布も丸まったまま。何度も『パンパンってしてね』と言うんですけど、もう無駄ですね」

■妻と夫で10倍…家事の時間に開き

岩本アナウンサー
「青森県では、家事にかける時間が夫は1日17分に対し、妻は177分と約10倍になっています。全国的にもこのような差があり、総務省の『平成28年社会生活基本調査』によると、6歳未満の子どもがいる夫婦では夫が17分、妻が187分でした」

「名前がない家事に名前を付けて認識することで、青森県は『家事の分担をどうするか考えてもらうきっかけにしてほしい』と呼びかけています」

■ペットボトル分別…辻さんが命名

「今回、ペットボトルのラベルをはがして潰してから捨てる家事について、辻さんにもネーミングを考えてもらいました」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「夜な夜な分別作業をするので『ラベラナイト』とか、自治体ごとにルールも違うので『ボトル―ル』とか、いろいろ考えてしまいました」

有働キャスター
「かわいい!」

岩本アナウンサー
「いいですね、呼びやすいかも。ちなみに今回は、『ペットラベルペリペリクラッシュ』が受賞しています」

「青森県はネーミングされた『名前のない家事』のリーフレットを作り、家事の分担をどうするか記入できるようにしています。県のホームページからダウンロードできます」

(6月22日『news zero』より)

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