“ワケあって”式を挙げられなかった夫婦に結婚式をプレゼント!ファッションを学ぶ若き才能たちが全力プロデュース、10月中旬まで参加夫婦のエントリー受付中
結婚式を手掛けるのは、同校のファッション・ビューティーコースに在籍する3年生たち。日々の学びで培ったスキルをフル稼働し、新郎新婦の希望に寄り添った“オンリーワン”の式を目指します。
普通科目に加えて、芸術に関する深い知識や技術を学習する『愛知県芸術高等専修学校』。そのなかで、同コースの3年生たちは、イベントプロデュースやネイルアート、ファッション・コーディネイトなど、“人の想い“を形にする学びを重ねてきました。
同プロジェクトでは、そんなスキルを兼ね備えた3年生たちが結婚式の企画・演出を担当。新婦のネイルアートデザインや施術、ドレスやタキシードのセレクトなども生徒たちが行い、夫婦の“結婚式”をトータルプロデュースします。
同プロジェクトを発案したのは、『愛知県芸術高等専修学校』の宮武一行副校長。以前は同様のプロジェクトを実施していた札幌市の専門学校にて、教員としてプロジェクトに参加していました。宮武副校長によると、札幌市では戦時中で式を挙げられなかった80代の夫婦や、両親へのサプライズをしたい人からなど応募があったといいます。
「ちょっとワケありブライダル」発案のキッカケについて、学校として超実践的な学習に取り組んでいて、同コースの担任がブライダル業界経験者だったためと話す宮武副校長。また、式の会場として同校近くの大曽根商店街の広場を選んでいることから、大曽根商店街のまちおこしプロジェクトとの連動にも期待を寄せます。
同校では、同プロジェクトに参加してくれる夫婦を10月中旬まで募集中。衣装やブーケなど式の費用は同校が負担、2着目のドレスなど追加費用が必要となった場合は、自己負担となります。
応募方法は、同校の担当者(宮武副校長)に電話連絡を行い、送付されたエントリー用紙に必要事項を記入。学校に返信することで応募完了となります。その後、職員と生徒による面談が行われ、10月末までにプロデュースする夫婦1組が決定。11月から式の打ち合わせを行い、来年2月の挙式を目指す予定ということです。