地元の人も次々購入!『地球の歩き方・北九州市』発売 地元の写真家の写真も掲載 福岡
旅行ガイドブック『地球の歩き方』の北九州市編が1日、発売されました。これまで都道府県などの国内版はありましたが、「市」単独で取り上げられるのは北九州市が初めてです。
2日午前の北九州市の書店です。
■元木寛人フィールドキャスター
「書店の入り口に、『地球の歩き方・北九州市』がずらりと並べられています。」
国内シリーズとして初めて「市」に特化した1冊で、北九州の観光ガイドやグルメはもちろん、去年世界に羽ばたいたド派手衣装のみやびなど、地元の詳しい情報がおよそ400ページにわたって紹介されています。
■地元が北九州市(60代)
「地元、おまけに北九州市。福岡ではなくて北九州市なのがうれしい。帰ってじっくり読もうと思います。」
■門司区在住(60代)
「いま1冊買っておけば、今後子どもたちにも見せて、どういう所かを教えられると思います。」
■くまざわ書店・竹越孝治 店長
「想像以上です。きのうで89冊売れていました。地元の方ももちろん、北九州に来られる方に手に取って、北九州のことをもっと知ってほしい。」
“本の顔”となる表紙に選ばれたのは小倉駅です。
■元木キャスター
「市民の意見も踏まえ選ばれたという表紙のデザインですが、まさに小倉駅の景色そのままです。」
出版に合わせて小倉駅の階段も、本の表紙と同じデザインになりました。
■小倉北区と門司区在住(40代)
「これ見ながら観光したい気分になる。」
「自分たちでも知らないものもあると思うので。」
■引っ越して1週間・小倉北区在住(10代)
「一人暮らしを1週間ぐらい前に始めた。大分のほうから。」
■元木キャスター
「北九州市初心者の方にもわかりやすく…。」
■小倉北区在住(10代)
「(小倉)北区だけでこんなにあるんだ。初めて北九州にきた人にとってはいいんじゃないですか。わからないことばっかだと思うし。」
「これを食べなきゃ帰れない!北九州のローカルグルメ」特集に掲載されている店の一つ、『錦うどん』を訪ねました。
■店員
「おまたせしました、かやくうどんです。」
■元木キャスター
「昆布のいい香り、そしてごぼ天に、ちくわに、ネギと、具もたっぷりです。甘くてまろやかな昆布だしに、手打ちの柔らかい麺がからんでおいしいです。」
創業から50年以上、いまも地元に愛される続けるうどん店です。
■錦うどん・伊熊彩愛さん(25)
「祖母と祖父が始めたお店なので、載るのは率直にうれしいです。常連さんとかいっぱい来てくださっているので、変わらず来ていただきたいですし、若い世代とかもいっぱい来てくださったらうれしいなと思います。」
一方、今回の出版を心待ちにしていたのが、北九州市在住の潮 洋一さん(68)です。
市内のさまざまな写真を半世紀にわたって撮り続けていて、今回の1冊には潮さんの写真が50枚以上も採用されました。
■潮 洋一さん
「(Q.潮さんの写真はどれですか?)これと、これと、これと、これと、これです。」
これまでに撮影した小倉城の写真は1万枚で、SNSなどにアップしていたところ、使わせてほしいと依頼されました。
■潮さん
「いい物ができたなというのが本当の気持ちですよね、自慢いいよって。これ、市内外で収まったらいかんですよ。もう、世界中、早く各国語に変えてもらって、地球の歩き方なんやけ、地球におる人みんなに北九州へ来てほしい。」
『地球の歩き方・北九州市』は、全国の書店で2200円で販売されています。
観光客にも地元の人にも、北九州をもっと深く身近に感じてもらえる1冊になりそうです。