コロナ禍を乗り越え門出の日「制限あったが部活動が一番の思い出」福岡市の中学校で卒業式
福岡市のほとんどの公立中学校で7日、卒業式が行われました。新型コロナの影響を大きく受けた中学校生活でしたが、卒業生たちは晴れやかな表情で、慣れ親しんだ学びやに別れを告げました。
福岡市西区の西陵中学校で卒業式を迎えたのは、3年生100人です。
式では担任から生徒一人一人の名前が呼ばれ、各学級の代表に卒業証書が手渡されました。
そして、卒業生を代表して田中縞さんが3年間の思い出を振り返り、感謝と決意の言葉を述べました。
■卒業生代表・田中縞(こう)さん
「私たちは新たな世界への一歩を踏み出します。『勇気を出してその先へ』を胸に、大きく羽ばたいてみせます。」
コロナ禍の2021年に入学したことしの卒業生は、自然教室の中止や体育祭の短縮など多くの制約を受けてきました。
■古藤永豊(えいと)さん
「入学時はコロナの影響で大会とか制限があったのですが、最後の大会でいろいろな人に応援をもらえた部活動が一番の思い出です。」
■山口夢来(ゆら)さん
「新しい環境でいろんなことができると思うとすごく楽しみです。」
コロナの5類移行後初めて行なわれた卒業式、生徒たちは全員で「卒業の歌」や「校歌」を合唱しました。
7日は福岡市内67の公立中学校で卒業式が行われ、今年度、およそ1万2800人が新たな一歩を踏み出します。