【世界水泳】福岡市の負担額は当初の試算の3倍の107億円に 経済波及効果は試算より少なくなる見込み
去年夏に福岡市などで開催された水泳の世界選手権の福岡市の負担額はおよそ107億円と、当初の試算の3倍となったと市が発表しました。
福岡市によりますと、水泳の世界選手権の開催費用はおよそ205億円となり、このうち、福岡市の負担額はおよそ107億円と当初の試算の3倍程度に上る見込みです。
新型コロナの感染拡大による2度の延期や、世界水泳連盟の施設への要求が想定より高かったことから費用が大幅に増えました。
一方、福岡市内への経済波及効果については、当初の試算より100億円ほど少ない433億円程度だったとしています。
事業費の削減やマスターズの参加者が見込みより少なかったことなどが原因だとしています。
福岡市の高島市長は「今後も今大会のレガシーも生かしながら、市民スポーツの振興に取り組んでまいります」とコメントしています。