10月19日・20日に熊本市で行われた「ぼうさいこくたい2024」。内閣府などが主催する国内最大級の防災イベントで、熊本地震が発生した2016年に始まりました。

■熊本県・木村敬知事
「創造的復興の過程にある熊本をぜひ全身で感じていただければ」

九州では初めての開催で、全国からのべ400団体以上が参加。日頃の防災活動をパネルや展示などで発表したほか、災害のとき出動する緊急車両も展示されました。

そして20日は熊本出身で「DayDay.」MCの武田真一さんと元KKTアナウンサーの村上美香さん、災害復興が専門の東京都立大学の市古太郎教授がトークセッションを行いました。

テーマは災害が起きた時にすみやかに回復できる力を持った地域社会をつくる「事前復興」。熊本地震の取材経験もある武田さんは「日常」と「非日常である災害時」の境目をなくす考え方について語りました。

■武田真一さん
「走れるような革靴というものがあればオフィスのロッカーに帰宅困難になったときに備えてスニーカーを置かなくてよい。普段営業で外回りするときも足が疲れなくてすむ。災害っていうものをとりわけ意識することなく社会が満たされていればもっともっとレジリエンス（回復力）が上がるのでは」