県内各地で入学式!36年で小学1年生の人数は半減…最後の新入生迎えた“立間小”に休校から2年ぶり再開の“柳谷小”は

西条市の西条小学校では、保護者に手を引かれたピカピカの1年生が次々と登校し、満開の桜のもと記念撮影を行う姿が見られました。
入学式では、6年生や保護者が見守るなか新入生80人が入場。
青野俊児校長が「きょうから、伝統ある西条小学校の1年生です。みなさんが笑顔で学校に来るのを楽しみにしてます」と式辞を述べました。
そのあと6年生の代表が新1年生に歓迎の言葉を贈りました。
「笑顔いっぱい友達いっぱいの西条っ子になりましょう。分からないことがあったら私たち何でも聞いてください。安心してください。教えますよ」
式が終わるとそれぞれの教室に移動し、早速ホームルームがスタートです。担任の先生から教科書の使い方などの説明を受け、元気よく学校生活をスタートさせました。
Q.何の勉強がんばりたい?
男の子:「算数」
女の子:「運動会楽しみ」
Q.小学校では何がしたい?
女の子:「なわとび、リレー。頑張って100点もらう」
きょう県内多くの小学校で入学式が行われ、9400人あまりが新たな一歩を踏み出しました。毎年見られるほほえましい姿ですが、子どもたちの数を巡ってみなさんと考えたい問題があります。
県内の小学1年生の人数の推移です。1987年度には2万人近かった数が年々減少を続け、昨年度には1万人を初めて下回り9945人となりました。
これに合わせて小学校の数も402校から279校に減少しています。わずか1世代で急激に減少している子どもの数。
チャンネル4では休校から復活し児童を迎えた学校、そして閉校が決まり最後の入学式を行った学校を取材しました。
宇和島市立 立間小学校。今年度は6人が入学しました。式では、新入生全員が元気に自己紹介です。
全校児童37人となった立間小学校ですが…
歓迎の言葉 6年 清家楓真さん:
「新1年生の皆さんはこの立間小学校最後の入学生です。立間小学校のいいところをたくさん知ってこれからたくさんの思い出を一緒に作っていきましょう」
宇和島市の吉田地区では、小学校5校のうち4校が複式学級を編成するなど、児童数が減少していて、市は、集団生活での教育の機会を増やそうと、来年度から小学校を1校に統合することにしています。
新入生保護者(立間小卒業生):
「地域から子どもの声がなくなるのはちょっとさみしい気はしますけど、時代が時代だからしょうがないかなとは思います」
新入生の保護者(立間小卒業生):
「本当はこの立間小学校を卒業してほしいですが、最後の1年だけでも楽しんでもらえたらと思います」
新入生保護者(立間小卒業生):
「学校が1つになって人数が増えて教育が受けられるということは僕はいいと思います」
今年度で閉校という現実があるも、小学校生活のスタートを切った1年生は…
Q.がんばりたいことありますか?
男の子:「勉強です」
女の子:「体育」
これから始まる学校生活にワクワクでいっぱいです!