夜間授業で学び「夢への一歩」 宮崎市立ひなた中学校から初の卒業生

県内初となる公立夜間中学校での学びを終え、新たな一歩です。
去年4月に開設された宮崎市立ひなた中学校で21日に卒業式が行われました。
宮崎市立ひなた中学校は、生活の困窮や不登校などで十分な教育を受けられなかった人の「学び直しの場」として、去年4月に開校。
義務教育の中学校3年間で学ぶ全ての教科で授業が行われ、在校生は外国籍を含め20人です。
学校初の卒業生となったのは、アフガニスタン出身で宮崎市に住むニアズマンド・モハンマド・タミムさん17歳です。
大学でITを学ぶ事を目標に、アルバイトをしながら夜間授業に通って卒業の日を迎え、4月から宮崎東高校の定時制に進学します。
(第1回卒業生 ニアズマンド・モハンマド・タミムさん)
「人生という舞台は、弱い人々のためにあるのではありません。それを信じて、強くあり続けたいと思います。これからも自分の夢を実現するためにがんばります。1年間ありがとうございました。」
4月には、宮崎市立ひなた中学校へ5人が入学します。