森保監督が選ぶ印象的なW杯予選ゴールは?「我々が戦っているシステムの中で特長的」

「寝てないです。横になったけど睡魔が来なかった。いつも試合の後寝られない。特にきのうは興奮していました」
最終予選7試合は6勝1分けで、日本代表史上最速となる予選3試合を残しての出場権を獲得。他チームの追随を許さない独走状態での突破を決定。
「2位以下が団子状態になって我々が抜け出した形。本来であれば2~3チームでトップ争いをするので、ラッキーだった部分もあったと思います。勝って当たり前と思われる戦いですけど、敵地では予定通りにいかなかったり、アウェーの洗礼を浴びることもある。それでも選手たちは落ち着いて準備をしてくれて、全力を尽くしてくれたことがこの結果につながったと思います」
その中で7試合で奪った得点は24ゴール。1試合平均3得点以上と、アジアの他チームに優れた攻撃力を見せつけました。その中で印象的なゴールを1つ選んでもらうと。
「第1戦中国戦の2点目ですかね。堂安律からのクロスに三笘薫が得点。ウイングバックからウイングバックのゴール。このポジションは、攻撃に特長のある選手たちが守備のところでも大きく貢献してくれています。我々が戦っているシステムの中で特長的。ウイングバックが攻守で活躍する形は、日本らしいかなと思っています」
現在ではイングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスなど、ヨーロッパのトップレベルで戦っている選手たちがチームのほとんど。“史上最強の日本代表”とも言われる中、ワールドカップ本大会でも躍進を目指します。
「世界のトップクラスの選手がいるということは本当に誇り。ですけど使う時に『スタメンとサブを誰にする?』の判断の時はいつも難しさを感じます。チームの形としては、全員攻撃と全員守備。局面では組織的に戦うけど、個の力でしっかり勝っていきながら、相手のゴールに向かっていくことをやっていきたいと思います」
【ワールドカップ予選突破までの結果】
日本 7-0 中国(ホーム/24年9月)
日本 5-0 バーレーン(アウェー/24年9月)
日本 2-0 サウジアラビア(アウェー/24年10月)
日本 1-1 オーストラリア(ホーム/24年10月)
日本 4-0 インドネシア(アウェー/24年11月)
日本 3-1 中国(アウェー/24年11月)
日本 2-0 バーレーン(ホーム/25年3月)