”ご当地キャラクター”戦国時代、自治体・観光地の真価問われるPR…ポイントは若者の巻き込み
2月に仙台市で開かれたマスコットキャラクターによる運動会。
プロバスケットボール89ERSの”ティナ”に、J2ベガルタ仙台の”ベガッ太”。
このようなキャラクター作りは、スポーツや企業だけでなく、自治体や観光地でも進んでいます。
その現状と今後についてお伝えします。
仙台市青葉区のぶらんど~む一番町商店街に、2月 姿を現したマスコットキャラクター。
子ども)可愛かった
お母さん)初めて見ました。何のキャラクターですか?
子ども)可愛かった
お母さん)子どもが一番惹かれるのかなと思うので。遠くから見て「あそこ行きたい」と言ってここ来たので、面白いなと思います
マスコットの名は、”エモドナル五世”。
商店街をPRしようと、実際に設置された時計をモチーフに誕生したキャラクターです。
この日は、月に一度 アーケード内で買い物客と触れ合うイベントが開かれていたのですが、いま、こうしたご当地キャラクターは各地に誕生しています。
例えば、蔵王の森に住む王様をイメージした蔵王町の”ざおうさま”
一目千本桜が楽しめる大河原町は”さくらっきー”
宮城県内の観光をPRする団体によると、県内35市町村にそれぞれ代表的なキャラクターがいます。
この状況について、ご当地キャラクターに詳しい地域経済学の研究者はー。
宮城大学・地域創生学類 佐々木秀之准教授
「2000年代に入ってより積極的になって、代表的なものだと”くまもん”などが出てきた。メリットは無形の部分。地域の子たちが自分の(地域の)ことを知ったり、行政が発信のツールにしたり、無形の部分の価値。自治体というのはモノを売るのではなくて、自治体の名前を売りたい」
県内でもそれぞれの自治体がご当地キャラを活用し、あの手この手でPRを進めるなか、佐々木准教授が成功例に挙げるキャラクターがいます。
中西アナウンサーリポート
「海の市にやってきました。ホヤぼーやのお菓子・グッズのラインナップ豊富。人気の高さがうかがえる」