【特集】4代目・広島駅とこれまでの歴史 駅前の変化を撮り続けた理容店の店主
今の建物で4代目となる広島駅に、新たに誕生した商業施設。広島駅のすぐそばで、その変化を見つめ続けてきた人を取材しました。
広島駅の近くに店を構える理容店の店主・秋信隆さんは、長年、駅前の風景を写真に残してきました。
■メンズサロン・アキノブ 店主 秋信隆さん
「これは、新幹線ができたときです。昭和50年です。開通記念。」
写真は、父親の時代から親子2代に渡って、撮り続けてきました。
■メンズサロン・アキノブ 店主 秋信隆さん
「まさか、この広島駅の真っ正面に電車が入るとは、思いもつかないですよ。」
中四国一のターミナル駅。建て替えは、およそ60年ぶりです。広島駅ができたのは1894年。当時は木造平屋建てでした。
1922年には、日本で初めて鉄筋コンクリート造りの2階建て駅舎となります。
しかし、1945年に原爆による被災で、駅舎は炎に包まれ、全焼しました。
戦後、高度経済成長の波に乗り、新駅舎再建への期待が高まります。
1965年、3代目の駅ビルが完成。地上7階・地下1階の建物は、「広島民衆駅」として親しまれてきました。
駅ビルは1999年に全面改装し、名称は新たに「アッセ」となりました。広島駅周辺では、ここ10年の間に再開発が進み、一帯の景色は様変わりしました。
そして3月24日、新しい広島駅ビルは「ミナモア」として生まれ変わりました。秋信さんのコレクションに、開業初日の写真が加わりました。
■メンズサロン・アキノブ 店主 秋信隆さん
「人の流れも変わるし、わくわく感もあるし。どちらかというと、今からの駅という感じ。未来型の。いろんな人が集うような駅にしてもらいたいですね。」
【テレビ派 2025年3月24日放送】