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自民・懇親会  “女性ダンサー”は多様性? 野党が追及 首相の説明は…

2024年3月14日 6:03
自民・懇親会  “女性ダンサー”は多様性? 野党が追及 首相の説明は…

自民党青年局の懇親会に露出の多い衣装を着た女性ダンサーが招かれた問題で、女性ダンサーを招いた理由について地元県議が「多様性」だったと説明したことについて、野党側は岸田首相に対し「多様性」の認識を問いただしました。

   ◇

立憲民主党 塩村文夏議員
「自民党青年局の過激ダンス懇親会についてです」

そう言って、13日の国会で立憲民主党の塩村議員が出したのは、問題の写真です。

そこには、首に手を回し男性の上にまたがって座る女性の姿が…。男性の口には、チップらしきものがくわえられ、口移しで渡そうとしているように見えます。

立憲民主党 塩村文夏議員
「青年局長だった藤原崇衆議院議員は『ダンサーを触っていない』とおっしゃっていますけど、ネットを中心に国民からは疑念の声が上がっています。そのほか女性を触るなど、品性のない行いをした者がいなかったかお伺いします」

岸田首相
「女性の身体を触ったといった不適切な事実は確認されたものはない、と報告をうけております」

去年11月、自民党青年局の懇親会に、下着のような露出の多い衣装を着た女性ダンサーが招かれていた問題。

――ダンサーの体を触った? 触ってない?

懇親会に参加した 自民党 藤原前青年局長(8日)
「私はそういうことをした記憶はありません」

懇親会に参加した 自民党 中曽根前青年局長代理(8日)
「私も一切ありません」

――触っていたら議員辞めますか?

藤原崇 前青年局長
「ちょっとそれは…。当時の記憶の中では触ってない。それは基本的に間違いない」

問題を受け青年局長を辞任した藤原崇議員は先週、「いまの認識では触っていない」と否定していました。

その懇親会のコンセプトは…。

立憲民主党 塩村文夏議員
「セクシー過激ダンス懇親会の意義は『多様性』ということでした。総理の目指す多様性と一致しているのかお伺いしたい」

岸田首相
「自らの意思に基づいて個性と能力が十分発揮できる、公正で多様性に富んだ活力ある持続可能性のある社会。こういったものを目指しているものであります。私、そして私の内閣の目指す多様性とは、まったく合致いたしません」

■そもそも女性は1人もいなかった懇親会

有働由美子キャスター
「この懇親会を企画した和歌山県の川畑県議によると、コンセプトは『多様性』ということなんですが、小栗さん、どういうことなんでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ解説委員長
「私も、この懇親会と『多様性』ということが、まったく結びつかないのですが、川畑県議の言い分は次の通りです」

『いろんな生き方とか、いろんな仕事、まだまだ政治の世界から目が届いていない箇所があるのではないかと、問題提起をさせていただく。そういうテーマをもったつもりでした』

有働キャスター
「露出の多い衣装の女性ダンサーの方に政治の目を向けるということであれば、あまりにもダンサーの方たちに失礼な話だと思いますけれども、辻さんはそのあたりは?」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(『news zero』パートナー)
「『多様性』という言葉をまず、都合のいい言い訳にしないでくれ、と思います。本来この『多様性』という言葉は、目を向けられづらいマイノリティーの方々をまず可視化して、みんなが同じように尊重されるためのものですよね。本当に多様性を大事にしたいと思われているのだとするならば、男女比の偏りもいま、とても著しい自分たち政界に、まず目を向けては?と思いますね」

小栗解説委員長
「岸田首相自身も『政権の目指す多様性とは合致しない』と話していました。

そもそも、この懇親会に出席した議員らの中に、女性は1人もいなかったと、13日の国会で岸田首相が明らかにしていて、もし『多様性』をテーマに、というのであれば、まずここからだったんじゃないかと思いますよね」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(『news zero』パートナー)
「そもそも議員たちが集まる場でこういった余興を催そうとして、さらに実行までされたこと自体がおかしい。それが楽しい余興としてまかり通ってしまうというその時点で、そこに違和感を覚えない男性ばかりが参加者だったわけで、それこそ多様性とは真逆、偏りの表れだと思います」

有働キャスター
「自民党の中に裏金やいわゆる統一教会との関係もそうですが、『あれっ?』と思っても、なあなあで『みんなで渡れば』的な雰囲気はあったんじゃないかと考えざるを得ません。

いま問われているのは、これまでの悪い慣習を打ち破る覚悟はあるのか。このままでいい、変われないなら、有権者の答えはノーだと思います」

(3月13日放送『news zero』より)