夏の参院選に向け 岸田首相、公明党候補に推薦証
公明党との参議院選挙での協力をめぐり岸田首相が25日、自民党の総裁として公明党の5人の候補に推薦証を手渡しました。
自民・公明両党の間では参院選での選挙協力の調整が一時、難航していましたが、岸田首相と山口代表とのトップ会談を経てお互いの候補を推薦し合う「相互推薦」を行う方針を確認していました。
これを受け岸田首相は25日、自民党本部で公明党の5人の候補者に推薦証を手渡しました。
同席した公明党の山口代表は記者団に対し「安定した政権運営の基盤をしっかり築いていきたい」と話しました。
今後は公明党側も「1人区」など38の選挙区について地方組織ごとに調整が整い次第、自民党の候補を順次、推薦していく方針です。
こうした中、国民民主党と都民ファーストの会を母体とする国政政党「ファーストの会」がことし夏の参議院選挙に向け来週にも「共同選対本部」を立ち上げる事が分かりました。
国民とファーストの会はこれまで、合流を視野に入れた連携協議を行ってきました。
これまでの協議の結果両党は参院選前の合流については見送る一方、両党の幹事長をトップとする「共同選対本部」を立ち上げることが日本テレビの取材で分かりました。
来週29日(火)以降に玉木代表と荒木代表が共同会見を行い、正式に発表する運びです。
複数の関係者によりますと参院選に向け国民側が荒木代表を推薦する一方、ファースト側が国民の4人の候補を推薦する「相互推薦」の協定を結ぶ見通しだという事です。