岸田政権初「自民党運動方針案」を了承 連合とも積極的関係構築の方針
岸田政権発足後初めてとなる自民党の運動方針案が党の最高意思決定機関である総務会で了承されました。夏の参議院選挙をにらみ、労働組合の中央組織「連合」とも積極的に関係を構築する方針を打ち出しています。
小渕組織運動本部長「特に今年に入ってからは、賃上げ含めて同じ方向性で(連合と)一緒に力を合わせられることがあると思い、より積極的に政策懇談を進めていくことが大事ではないか」
方針案では「連合ならびに友好的な労働組合との政策懇談を積極的に進める」と明記されました。これまでの選挙では立憲民主党や国民民主党を支援してきた連合との関係構築に積極的な姿勢を打ち出した形です。
その一方で、運動方針案には「公明党との強固な連立政権による安定した政治基盤が不可欠」とも書き込み、連立政権のパートナーである公明党への配慮もにじませました。
運動方針案は来月行われる自民党大会で正式に決定する方針です。