政府、「OSA」運用指針を決定 同志国に防衛装備品の提供など
政府は、フィリピンなど価値観を共有する同志国に防衛装備品の提供などを行う新たな枠組み「OSA」の運用指針を決定し、発表しました。
政府は国家安全保障会議の9大臣会合を開き、他国の軍に対する支援の新たな枠組み「OSA(=政府安全保障能力強化支援)」の実施方針を決定しました。
松野官房長官「インド太平洋地域における平和と安定を確保し、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出するためには、我が国自身の防衛力の抜本的強化に加え、同志国の抑止力を向上させることが不可欠であります」
OSAでは、同志国の軍に対し、防衛装備移転三原則の範囲内での資材供与やインフラ整備を支援します。
政府関係者によりますと、対象はフィリピンやマレーシア、バングラデシュ、フィジーなどを想定し、覇権主義的な動きを強める中国などを念頭に抑止力を高める狙いがあります。