「頭がおかしい」海上自衛隊幹部が同僚にパワハラ発言繰り返し、停職20日
海上自衛隊は、「あいつは頭がおかしい」などと同僚の人格を否定する発言を繰り返すパワハラを行ったとして、佐官級の幹部自衛官を停職20日の懲戒処分にしました。
海上自衛隊によりますと、12日付で停職20日の懲戒処分を受けたのは、46歳の佐官級幹部自衛官で、2020年の5月ごろから8月ごろまでの間、当時所属していた部隊の同僚の幹部に対し、他の隊員の前で「あいつは頭がおかしいから」などと人格を否定する発言を繰り返すパワハラを行ったということです。
また、業務について、「これはお前の仕事だ。すべてお前がやるべきだ」などの威圧的な発言も繰り返したということです。
元陸上自衛官・五ノ井里奈さんの被害告発を受けて全隊員を対象に実施された特別防衛監察のアンケートで被害を受けた幹部が訴え、発覚しました。
パワハラを受けた幹部は精神疾患を発症したということです。
海上幕僚長は、「隊員の認識がまだまだ甘い。継続的に努力していく」としています。