辺野古移設、連立合意に反していない~首相
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沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、鳩山首相は24日夜、名護市辺野古沿岸への移設は「与党3党の連立合意には反していない」と述べた。
鳩山首相は「これは(社民党の)福島党首には恐縮ですが、3党の合意に反しているわけではない。3党合意の中には当然、沖縄の負担軽減ということは申し上げている。辺野古への移設ということとともに、沖縄の負担軽減というものは様々図ってまいりたい」と述べた。
また、先月の党首討論で「自民党政権時代に辺野古では工事に取りかかれる状況ではなかった」と発言したことについて、「私が無理だと申し上げたのは、現行案としての辺野古だ」と強調し、環境に配慮することをアピールした。これまで国外移設を求めてきた社民党内には、強い反発がある一方、「あくまで連立政権の中で反対すべきだ」という意見も根強くある。
こうした中、平野官房長官が24日夜、国民新党・亀井代表と極秘に会談した。この中で、社民党の説得に協力を要請したものとみられる。
政府は28日にも、辺野古周辺に新たな滑走路を建設することを柱とする日米共同文書を取りまとめた後、閣議で何らかの合意手続きを経て鳩山首相が記者会見を行い、移設方針に理解を求めたい考え。