来月の民主党代表選挙をめぐり、出馬を検討している小沢前幹事長の側近からは、出馬の判断について「告示ギリギリまで見極めるのではないか」との見方が出ている。

　小沢氏は、２５日夜は秘書と食事をした後、東京都内の個人事務所に入っていて、そのまま泊まるとみられる。

　２５日夜は旧社会党系の議員約２０人が集まった。出席者によると、約８割が菅首相支持だったという。

　このように、小沢氏への支持はそれほど広がりを見せていない。しかし、小沢グループ内には待望論が根強い上、原口総務相が「（代表選は）複数の候補がしっかりと出て、本当の改革を大なたでふるう。それができるかどうか」と述べるなど、無投票は避けるべきだとの声もある。

　また、菅首相が２５日夕方に会談した鳩山前首相に対して「小沢氏にどう協力を求めるか、なかなか難しい」と話したことについて、小沢氏周辺は「それならこっちは戦うだけだ」などと反発している。

　代表選がどういう構図になるのか、予断を許さない状況となっている。