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TPP“情報収集の協議に入る”で最終調整

2010年11月4日 1:31
TPP“情報収集の協議に入る”で最終調整

 TPP(=環太平洋経済連携協定)に対する日本の基本方針をめぐって関係閣僚は3日に会議を開き、「情報収集のための協議に入る」という方向で最終的な調整に入った。

 3日の会議には、仙谷官房長官のほか、大畠経産相や鹿野農水相らが集まり、約1時間、意見交換した。出席者によると、TPPに対して、日本は「情報収集のための協議に入った上で、参加か不参加かを判断する」という方向で、調整が最終段階に入ったという。

 その後、報告を受けた菅首相は「やっぱり農業の再生をしっかりやらなければいけない」と述べ、TPPによる影響を最も受ける農業の強化について時間を割いて話した。

 民主党は4日に党内の議論を取りまとめ、5日には政府が関係閣僚の合意を得る方針。