参議院選挙の結果を受け岸田首相が記者会見し、憲法改正などに取り組む考えを示しました。今後の政権運営について、国会記者会館から中継です。

選挙での勝利を受け、岸田首相がリーダーシップを発揮する環境は整ったといえます。物価高対策や防衛力の強化など、山積する課題に成果を出すことが求められます。

岸田首相「聞く力と決断と実行を政権運営の両輪として、与党内で幅広く一致結束の体制を固め、国民の皆さんの叱咤激励を背に全力で難局の突破に取り組んでいく決意です」

これまで党内外で対立を避けてきた岸田首相ですが、これからは憲法改正や防衛費の増額など、意見が対立する課題に直面することになります。

参院選に勝利したこと、そして実力者だった安倍元首相の存在が失われたことで、自民党の閣僚経験者は「フリーハンドを手にしたので、1つ1つの課題に対し決断することが求められる」と指摘しています。

今後の内閣改造、党役員人事で岸田首相が重視するとした党の結束を構築できるかが注目されます。