組織的な部隊参拝など禁じる通達について 木原防衛相「必要に応じて改正を行うべき」と見解
陸上自衛隊の幹部らが集団で靖国神社へ参拝した件について、木原防衛相は、組織的な部隊参拝などを禁じた通達違反には当たらないとする調査結果に理解を示しました。その上で通達の内容について、「必要に応じて改正を行うべき」との見解を示しました。
陸上自衛隊の幹部らが集団で靖国神社へ参拝した件について、防衛省は先週、調査結果を発表しました。
組織的な部隊参拝や参加の強制を禁じている事務次官通達への違反はなかったとした上で、一部が公用車を使用したことが不適切だったとして、幕僚副長ら3人を訓戒処分としました。
木原防衛相は、調査結果について「理解をした」と述べた上で、事務次官通達について、1974年に出された「非常に古いもの」であり、それ以降、信教の自由などに関する最高裁の判例なども出ていることから、「内容は不断に検討し、必要に応じて改正を行うべきもの」との見解を示しました。