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政府 福島の野生キノコ、出荷・摂取制限に

2011年9月6日 18:30

 政府は6日、マツタケなど菌根性のキノコ類のうち、野生のものについて、福島県の棚倉町には出荷制限と摂取制限、古殿町には出荷制限を指示した。

 制限の対象となった菌根性のキノコ類とは、マツタケ、ホンシメジ、チチタケなどで、木のそばの「土から生えるタイプ」のキノコ。マイタケやヒラタケなど「枯れ木や落ち葉から生えるタイプ」の腐生性のキノコ類は、制限の対象ではない。

 棚倉町では今月3日、野生のチチタケから国の暫定規制値(一キログラム当たり500ベクレル)を超える28000ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、町の野生の菌根性のキノコ類全体に摂取制限と出荷制限が指示された。

 また、古殿町では、8月12日にチチタケから3200ベクレルの放射性セシウムが検出されたため、菌根性のキノコ類に出荷制限が指示された。