日・シンガポール首脳会談 国際秩序の維持・強化へ協力で一致
アフリカ4か国訪問を終え、帰国の途についている岸田首相は、給油先のシンガポールで、リー・シェンロン首相と首脳会談を行いました。両首脳は、「国際秩序の維持・強化に向け、引き続き協力すること」で一致しました。
会談は、リー首相が空港に出向く異例の形で行われ、両首脳は、昼食をともにしながら、1時間あまり会談しました。
シンガポールは、ASEAN=東南アジア諸国連合の中で唯一、ウクライナ侵攻をめぐってロシアへの制裁を科しています。
両首脳は、対ロシアや中国の強引な海洋進出をめぐっても意見をかわし、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、引き続き協力していく」ことで一致しました。
岸田首相は、日本時間5日夜に帰国しますが、7日には、韓国・ソウルを訪れ、尹錫悦大統領との日韓首脳会談に臨むことになっています。