国家公務員新規採用、09年度比4割超減へ
政府は6日、「行政改革実行本部」の会合で、13年度に新たに採用する国家公務員の数を、09年度に比べて4割以上減らす方針を確認した。
野田首相「まずは自ら身を切ること、政治改革と行政改革を実行することが、国民の皆さまの納得と信頼を得る上で不可欠」
岡田副総理は会合で、「今までの削減を大幅に上回る削減をお願いする」と全ての閣僚に協力を要請し、13年度に新たに採用する国家公務員の数を、自公政権時代の09年度に比べ、4割以上減らす方針を確認した。4割削減なら、5000人程度の新規採用となる。
一部の閣僚からは削減に慎重な意見が出たが、岡田副総理は「状況を見極めながら、大胆に、少し乱暴にやらせていただく」と述べたという。野田首相としては、行政改革に力を入れる姿勢を示すことで、消費税の増税に向けた理解を広げたい考え。